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2021.05.6 |

2021年5月オールスタッフミーティング


鯉のぼり

5月は和風月名で「皐月」の月。

皐月の由来は諸説ありますが、稲に関わる説ばかりです。さわやかな新緑のころ、田んぼの神様を奉じて田植えをする季節を意味するそうです。日本の文化でもある米の始まりの季節になります。高齢化社会の日本において、家で安心安全に暮らせるより良い文化の醸成のため、リカバリーとして始まりのきっかけになればと思いました。

さて、本日2021年5月6日は毎月恒例のオールスタッフミーティング。

4月半に看護師が1名入職いただいた方の紹介がありました。入職頂いてありがとうございます!! ほんと嬉しい限りです!!

今月の各拠点での活動報告は、渋谷ユニットからになります。

今年4月で介入5年目の方。脳梗塞発症による右片麻痺や度重なるご病気により、介入当初より精神的な落ち込みが強く見られていました。

リハビリの際にも「以前のようにはなれないし、何をやってもだめ」という発言が多く聞かれ、ご本人様の中にはなんとかしないといけないという気持ちは見え隠れするものの、自発的な活動などにつなげることはできず、ほぼ一日中テレビを見て過ごすような状況でした。

植物を一緒に育てるなど、何かしらご本人様が少しでも前向きになれるような工夫を考えてはいましたが、大きく状況は変えることができず時間だけが経過していました。介入開始時から数回担当が変わっており、昨年より担当がとあるスタッフに変更となりました。

そのスタッフは調理を定期的にリハビリに取り入れました。調理は電子レンジなどを利用した簡単なものであり、当初は調理の過程で「これもできなくなった、あれもできなくった」などの発言が聞かれていたようですが、数回繰り返すに従い少しずつ調理にも積極的に参加していただけるようになりました。

その後、調理を楽しんでくださるようになり、ついには一人でプリンを作ったとのお話まで聞くことができました。これらの報告をケアマネさんにすると、「楽しそう、私も参加したいです」と仰ってくださり、先月の調理の際にはケアマネさんも参加してスタッフと3人でたこ焼きを作られていました。この経験を通し、利用者様のバックグラウンドや今まで得意としてきたこと・好きだったことなどをしっかりと把握し、何がその利用者様のモチベーションにつながるか、自発的な行動やより良い状況に変容させることができるかを考えること、つまりは「利用者目線のサービス」と言うものをより追求することの重要性を改めて感じています。

同時に、様々なスタッフが関わることにより多くの方法を模索でき、結果としてケアマネさんも巻き込み、ケアマネさんも含めたひとつのチームとして利用者様をより良い方向へ持っていくことが大切であることも実感しました。

 

利用者様のバックグラウンドを知ること、利用者目線のサービスに欠かせないですね。

これからも、「もうひとりのあたたかい家族」を大事に業務にあたっていきたいと思います。

 

 

 

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