Recovery International株式会社は、2022年2月3日に東京証券取引所グロース市場(証券コード:9214)に上場いたしました。ここに謹んでご報告させていただくとともに、皆様の温かいご支援に心から感謝申し上げます。
当社は、「もう一人のあたたかい家族」を企業理念におき、在宅療養される方への24時間365日体制の訪問看護サービスを提供しております。
会社を設立した2013年当時、訪問看護サービスを担う訪問看護師は15万人必要と言われてましたが、実際に働く訪問看護師は5万人にも満たない状況でした。
私自身が看護師として病院で働いていたときから、患者様より「1日でもいいから家に帰りたい」「できれば家で最期を迎えたい」などの要望を耳にすることが多く、在宅療養へのニーズの高さを感じておりました。
高齢化が進む日本社会では、2025年には団塊の世代2200万人、2040年には団塊ジュニア世代800万人が後期高齢者となります。
在宅療養への需要拡大が予測される中、訪問看護師が足りない問題を解決したいという思いから当社を設立しました。
現在、訪問看護サービスの担い手である看護師は全国に150万人います。その中の1人でも多くの方に訪問看護の仕事を理解していただき、チャレンジできる教育環境、安心して就業できる労働環境を提供したいと考えております。
また、訪問看護サービス事業を運営している中で、「会社を辞める前に知りたかった」「訪問看護を早く使いたかった」というお声を多く頂きます。特に、介護離職をしてしまった方の中には、訪問看護を知っていれば辞めずに済んだケースも少なくありません。
社会問題の一つとして注目されている介護離職を防ぐためにも、訪問看護というサービスを世の中に浸透させることが当社の責務と考えております。
上場を機に、事業運営に更なる成長性を加え、より大きく発展することで、在宅療養の抱える社会問題の解決を図り、より多くの地域社会に貢献できる企業となるよう、役員・従業員一同、一層精励してまいります。
株主・投資家の皆様におかれましては、今後も変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長