ブランクがある看護師の再就職と就職支援をしてくれる施設を紹介

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ブランクがある看護師の再就職と就職支援をしてくれる施設を紹介


「ブランクがあるけど、大丈夫かな」

「家庭・育児と仕事、両立できるかな」


家庭の事情や出産・育児などの理由で、一度医療現場を離れた看護師が再就職しようと思ったときに、このような悩みや不安を抱える人も多いのではないでしょうか?

平成24年の厚労省の資料「看護職員の現状と推移」によると、潜在看護師は約71万人。

 

就業者の増加の図

看護師不足を解消するため、国や地方自治体、各医療機関で看護師の再就職を支援する取り組みがされています。

本記事では、看護師の再就職に関する不安や解決方法。そして再就職を支援する施設や取り組みについて、詳しく紹介していきます。

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1 看護師が再就職する時の悩みや不安

ここからは、再就職までのブランクのある看護師や、転職回数が多い看護師が、不安に思うこと・悩みやすいことについて見ていきます。
合わせて不安の軽減につながる方法もご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

1-1 仕事内容に関する不安

看護師は、患者さんの命にも関わる職業。それだけに仕事に関するさまざまな不安も抱えやすい傾向にあります。

【仕事内容で抱えやすい不安】
・ブランクがあるが、知識や技術が通用するのか不安
・コミュニケーション(人間関係)に関する不安
・現在のライフスタイルとバランスが取れるか不安

1-1-1 ブランクがあるが、知識や技術が通用するのか不安

医学は日々進歩しているため、ブランクが空けば、それだけ自分の知識・技術に不安も感じやすいです。また採血や点滴など、以前は当たり前のようにこなしていた看護技術についても、久しぶりだと「怖い」と感じてしまう人も多いでしょう。

ブランクに関する悩みを抱えている看護師は、復職支援をしてくれる施設の活用がおすすめです。後ほど詳しくご紹介しますが、再就職の相談もできるほか、最新の知識・技術の情報収集や看護技術の再取得もできるようになっています。

最近ではインターネットやアプリでも最新の医療情報を収集できるので、そちらも活用してみましょう。

ただし、急性期の忙しい病棟や、OPE室などは最新の知識を持ち、さまざまな医療機器も使いこなす必要があるため、ブランクが長ければ再就職は難しいかもしれません。

1-1-2 コミュニケーション(人間関係)に関する不安

看護師の仕事は、同僚の看護師から、医者などの他医療者、患者さん…など、様々な人と関わる分、人間関係のトラブルも抱えやすい傾向にあります。忙しい職場であれば、業務量の多さからイライラしてしまったり、同僚である看護師との関係もぎくしゃくしてしまったり…職場全体がピリピリとした空気感になってしまうこともあります。

しかし職場の人間関係は、実際に入職してみなければ分かりにくいもの。「言い方がきつい人はいないか」「職場全体に緊張感が漂っていないか」など、再就職を考える多くの看護師が不安に感じているようです。 

1-1-3 現在のライフスタイルとバランスが取れるか不安

女性は結婚や出産によって、ライフスタイルが大きく変化しやすく「思っていたように仕事ができない」という悩みも抱えやすいです。
看護師の仕事は忙しく、また患者さんの命に直結するため、気も張り詰めっぱなし。家に帰るとぐったり…ということも珍しくありません。

同居している家族にあらかじめ家事の分担を依頼したり、「日勤のみでも可」「土日祝日は休み」など、今のライフスタイルを崩さずに働ける職場を選んだりするのも、一つの方法です。

1-2 違う診療科を希望する悩み

病院にはさまざまな診療科があり、それぞれの科で必要な知識・技術が異なる場合もあります。これまでと違う診療科を希望する場合には、さまざまな悩みが出てきます。

【違う診療科を希望するときの悩み】
・違う診療科の知識・技術の経験がない
・勤務形態が変わる場合対応できるのか
・自分に向いているか

1-2-1 経験の無い診療科でもついていけるか

診療科が変わると、これまでとは違う知識や技術が必要となり「ついていけるか」と心配になる方も多いでしょう。

もちろん勉強して覚えなければならないこともありますが、基本的な患者さんとの関わりは変わりません。「診療科の経験がない」と悩む方は、フォロー体制が整っている病院や、教育に力を入れている職場もあるので、そのような就職先を選ぶようにしましょう。

1-2-2勤務形態が変わる場合対応できるのか

看護師であれば日勤のほか、準夜勤・夜勤など、病院や施設によってさまざまな勤務形態があります。しかし女性は出産や育児などで勤務時間の確保が難しく、対応できない場合もあるでしょう。
無理して働くと体調を崩す一因となったり、日常生活に不満が出てしまったりと、良い結果にはなりません。自分のライフスタイルを考えて、無理のない勤務形態の診療科を選ぶのがおすすめです。

また最近は看護師不足解消のため、勤務形態に柔軟に対応してくれる病院も多くあります。時間の相談に乗ってくれることもあるので、希望する診療科がある場合には、問い合わせてみましょう。

1-2-3 自分に向いているか

「自分に向いているか」は、実際に入職してみなければ分かりにくく、悩みやすいポイントですが、ご自身の性格や特性に合った職場を選ぶことで、その不安は軽減できます。

例えば救急病棟や手術室は、テキパキとした性格でスピード感を持って仕事ができる人が。また慢性期や高齢者施設では、一人ひとりと向き合って、じっくりと看護をしたい人に向いています。

自分に向いている職場を選ぶことができれば、結果長く働き続けられます。自分の性格から「どのような看護が向いているのか」を考えてみると、ご自身に合った職場を見つけやすいでしょう。

1-3 子どもを預けなければならない悩み

産後の再就職を考えた場合、子どもを預けることに関する悩みも出てきます。小さな子どもが保育園に慣れてくれるのか、お迎えも時間までに行けるのか…など、悩みは尽きません。
育児中の看護師をサポートするため、院内託児所を準備している病院もあります。長い時間開園していたり、土日も保育を行ってくれたりと、心配なく働けるようになっています。
同居または近くに住んでいる家族と、子どものお迎えや体調不良時の対応について、あらかじめ相談しておくと、さらに不安の軽減につながるでしょう。


2 看護師の再就職の支援をしてくれる施設

これまでご紹介したように、看護師が再就職するときには、さまざまな不安や悩みを抱えやすいです。しかし「もう一度看護師として働きたい」と思っているのに、諦めてしまうのはもったいないですよね。

そんな看護師に向けて、国や地方自治体、各病院などで、再就職を支援する施設やサービスを準備しています。詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

2-1 再就職を支援してくれるナースセンター

ナースセンターとは、厚生労働大臣の認可を得て、各都道府県に一つずつ設置されている施設です。
看護職を支援するため、無料の職業紹介業務や就業相談、再就職支援研修、離職時の届け出受付など行っています。

2-1-1 就業相談ができ、就職先を紹介してもらえる

ナースセンターでは、看護職の就業相談員による就業相談や、就職先の紹介を行っています。
ハローワークとも連携しており、求人・求職情報の共有のほか、巡回相談も行っているので、ナースセンターから少し離れた場所に住んでいても直接相談が可能です。(巡回相談の日時は要確認)

また「eナースセンター」に登録すると、インターネットを通じて、求人情報を見ることができ、直接応募もできるようにもなっています。無料で相談・紹介を行ってくれるので、再就職を検討中の看護師におすすめです。

2-1-2 再就職支援研修

ナースセンターでは再就職を支援する研修も行っています。
最新の医療情報に関するセミナーや、看護技術の再取得を目指す講習などが行われており、目的に合わせて、様々な研修から選べます。
こちらは後ほどご紹介する「復職支援研修」で、詳しく説明しますね。

2-1-3 離職時の届け出受付

「看護師等の人材確保の促進に関する法律(人確法)」の改正が2015年に施行されたことに伴い、離職時に下記の通り住所、氏名、免許番号などを、各ナースセンターに届け出ることが努力義務化されました。

【届け出る具体的な項目】

・氏名、生年月日および住所
・電話番号、メールアドレスなどの連絡先
・保健師、助産師、看護師、准看護師の登録番号および登録年月日
・就業に関する情報

離職時に上記内容を届け出ることによって、必要時に就業相談や就職先の紹介、再就職支援研修などのサービスが受けられます。

2-2 復職支援研修

「ブランクがあるから、再就職が心配…」そんな不安を抱えている看護師に向けて、最新の知識・技術を教えてくれる研修や、基本的な看護技術の研修が各地で行われています。

上でご紹介したナースセンターのほか、ナースセンターから委託を受けた病院や、病院独自で開催しているところも。
例えばナースセンターでは、採血や点滴法などの看護技術の再取得を目指す研修や、褥瘡(じょくそう)予防の知識・技術に関する研修などが行われており、基本的に無料で受けられるようになっています。

またインターネットサービス「eラーニング」でも、パソコンやスマホ、タブレットで復職支援講習を視聴できるため、情報収集をしたいときにおすすめです。
ブランクがあって不安な方や、自信を持って復職したいと考えている方は、ぜひお近くの復職支援研修を探してみてくださいね。ナースセンターのホームページや、インターネットの検索で復職支援研修は見つけられますよ。

※ナースセンターを含む病院の研修の多くは無料で受けられるようになっていますが、看護職賠償責任保険料やユニフォームのクリーニング代などの費用が別途かかる場合があります。

2-3 セミナーを受講

再就職を希望する方に向けて、ナースセンターや病院などの各施設で無料のセミナーも開催されています。
セミナーでは、基本的な看護技術や、新しい医薬品・医療機器などを分かりやすく解説してくれます。忘れていた知識を思い出せたり、不足していた新しい知識を補えたりと、再就職に関する不安を払拭できるでしょう。

また護技術セミナーでは、採血や喀痰吸引、感染管理に関する手技を人体のデモ機や演習で実施できるようになっています。手技を確認しておきたい方や、最新の医療についていけるか不安な方には、こちらもおすすめです。

最近はオンラインで開催されているセミナーも多いので、最新の知識を情報収集したいと思う方はインターネットを利用してみても良いでしょう。

※セミナーは無料の場合もありますが、最新知識や技術に関するものなど、有料の場合もあります。各セミナーで確認が必要です。


3 復職時におすすめの職場

ここからは、復職時におすすめの職場をご紹介していきます。

3-1 比較的ゆったり働ける総合病院(慢性期・療養型病棟)

ブランク明けの方にも、育児中の方にもおすすめなのが、総合病院の慢性期や療養型病棟です。急性期や救急病棟などは忙しく、また最新の知識・技術が必要となることも多いですが、慢性期や療養型病棟は、比較的ゆったりと働けます。

また総合病院は、教育に力を入れていたり、院内託児所が併設されていたり、人員が豊富なので子どもが急に熱を出しても休みやすかったりと、女性でも働きやすい環境づくりがされているところも多いです。

3-2 最新の知識・技術よりも寄り添うことが大事な訪問看護

訪問看護は看護師等が患者さんの自宅に訪問して、その方の病気や障がいに応じた看護を行います。家にあるものをなるべく使って看護を行うことで、患者さんの家族と一緒になって在宅での療養生活を支えるため、最新の知識・技術が必要となることが少ないのがブランクがある看護師にもおすすめの理由です。その他、簡単に病院との違いをまとめると下記の通りです。

比較項目

病院

訪問看護

看護の目的・考え方

治療(キュア)

生活の質を高める(ケア)

患者さんとの向き合い方

流れ作業の中で接する

患者さんにとって一番身近な医療者

患者さんと接する時間

じっくり向き合う時間の確保が難しい

週3回まで、週120分程度

連携する関係者

病棟内

職場や職種を越えた協力体制

看護助手の有無

看護助手のサポートがある

看護助手のサポートがない

看護師の足

歩いて患者さんのもとへ

電動自転車や自動車で患者さんのもとへ

医療器具・設備

器具・設備が整っている

自宅にあるものをなるべく使う

(引用:実際働いた私が訪問看護の仕事内容を病院と比較しながら徹底解説!

かつては「訪問看護は10年以上の病棟勤務経験が無いと難しい」と言われていました。しかし、最近は病院勤務時代の所属科にもよりますが、3年ほど病院勤務を経験していれば十分訪問看護師としてやっていけるという声をよく聞くようになりました。

3-3 夜勤がないクリニック

クリニックは、夜勤がない、残業が少ない、日曜・祝日は休みという職場が多く、結婚後や育児中でも働きやすいという特徴があります。仕事内容は医師の補助から清掃など幅広くありますが、一度覚えるとルーチンワークも多いので、ブランク明けで知識やスキルに不安な方にもおすすめです。

ただし看護師の人数配置が必要最低限というところも多く、急なお休みがとりにくいというデメリットもあります。小さなお子さんがいる場合は、子どもの体調不良時にどのように対応するか、ご家族の間であらかじめ相談しておくようにしましょう。

3-4 健康の維持管理がメインの介護施設(デイサービスや老健など)

介護施設の看護師は、バイタルサインチェックや健康状態の観察、機能訓練など、基本的には健康の維持・管理や日常生活の援助が大きな役割となります。医師指示を受けての医療行為もありますが、病院と比べると複雑な手技が必要ないので、知識やスキルに不安がある方も働きやすいでしょう。


4 再就職を支援してくれる施設を利用することがオススメ

再就職を考えている看護師の方は、仕事についていけるか、また家庭と仕事と両立できるのか…、さまざまな不安や悩みを抱えていると思います。そんなときには、再就職を支援してくれる施設やサービスを利用してみましょう。

一人で悩まず、支援してもらえることで、不安や悩みの解消にもつながります。本記事を参考に、ぜひ再就職への一歩を踏み出してみてくださいね。

訪問看護をやってみたい。やりたい看護がある。そう思う人こそリカバリーに来てほしい。

「自分の大切な人を看るように、利用者様やご家族と関わる」

訪問看護ステーション リカバリーは、創業からこの思いを持ち、
利用者様やご家族にとって「もうひとりの温かい家族」のような存在として、
在宅での療養生活をお手伝いさせていただいています。

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