精神科看護師が辞めたいと思う4つの理由と行うべき対処方法を徹底解説

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精神科看護師が辞めたいと思う4つの理由と行うべき対処方法を徹底解説

精神科病棟は、急変や突発的な入院、それに伴う残業もほとんどないため、病棟勤務の中では働きやすい職場の一つです。

最近は精神面で病む患者さんが多いこともあって、精神科看護師の需要が高く、精神科に就職する看護師の数も多いようです。

一方で、精神科看護師として働いてみたはいいものの、自分には合ってないのではないかと悩む看護師もいます。

このまま続けるべきなのか、辞めるべきなのか。。。

精神科の看護師をした後の転職は上手くいくのか。。。

辞めた後のキャリアは。。。

この記事に興味を持った方は、実際に精神科看護師を辞めたい気持ちはあるものの、さまざまな思いの中でどうすべきか悩まれているのではないでしょうか。

本記事では、そんなあなたのために、精神科看護師が辞めたいと思う理由やその対処方法の紹介、どういう場合は辞めるべきか、辞める場合の転職やキャリア形成などについて紹介していきます。全て読めば、今悩まれていることに対する答えを見つけることができるでしょう。

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1. 精神科看護師が辞めたいと思う理由

看護師が辞めたいという理由で多いのが、人手不足や人間関係など。。。しかしながら、それらは、精神科に限らずどの職場でもある話です。

本章では、精神科看護師に特有の辞めたい理由を紹介していきます。

精神科看護師が直面する辞めたいと思う理由は以下の4つです。

  • 患者さんのネガティブな言動で自分自身も病む
  • 患者さんからの暴言や暴力
  • 職場の方針と自分の倫理観が合わない
  • 看護師としての医療技術が乏しくなりやすい

1-1 患者さんのネガティブな言動で自分自身も病む

精神科看護師を辞めたいと思う理由の一つに、患者さんのネガティブな言動で自分の気持ちも病んでしまうことが挙げられます。

精神科看護師の仕事の一つにコミュニケーションによる心理ケアがあります。患者さんの話をとにかく聞いてあげることが患者さんの状態改善の第一歩になりますが、患者さんのネガティブな話を延々と聞いていると、気持ちが滅入ってしまうこともあります。

特に、患者さんとの距離感が保てずに患者さんへ感情移入しすぎる人は、精神科での仕事が辛くなってしまい辞めたい気持ちになってしまいます。

1-2 患者さんからの暴言や暴力

患者さんからの暴言や暴力も辞めたいと思う理由に挙げられます。

基本的に暴言や暴力は入院時の急性症状として認められることが多いため、急性期病院での精神科の場合は、こういったケースが多いでしょう。

身の危険を感じることは非常にストレスですし、長く続けることを考えた時に自信を無くしてしまい、辞めたい気持ちにもなってしまいます。

1-3 職場の方針と自分の考え方が合わない

精神科看護師を辞めたいと思う理由の一つに、職場の方針と自分の考え方が合わないことが挙げられます。

精神科の領域は画期的な治療法が確立していないため、勤める病院によって治療の方針がかなり異なります。薬を多用する病院もあれば、薬をほとんど出さずにカウンセリング中心の病院もあります。

身体抑制に関する方針も病院でさまざまです。身体抑制をすることが当たり前のような病院もあれば、可能な限り身体抑制がないようにする病院もあります。

そういった職場の方針と自分の考え方が合わない場合は、仕事をしていても辛い思いをして、働くモチベーションは続かないでしょう。

1-4 看護師としての医療技術面が乏しくなりやすい

精神科看護師が辞めたいと思う理由に、医療行為の少なさから、医療技術が乏しくなってしまうことへの不安が挙げられます。

他科の看護師と比べると、他科でよく使われる医療機器の扱いやマーゲンチューブ・胃瘻の管理、創傷処置といった経験はどうしても少なくなってしまいます。

医療技術面の苦手意識から、精神科看護師以外できなくなってしまうのではないか。。。

ずっと精神科看護師を続けることで、自分のキャリアの幅を狭めてしまうのでは。。。

そんな不安から辞めたい気持ちになってしまうようです。


2. 精神科看護師の辞めたい理由別の対処法

1章で精神科看護師が辞めたいと思う理由を紹介しました。

しかしながら、辞めたい気持ちがありつつも思いとどまってしまう方も多いのではないでしょうか。まずは、精神科看護師を辞めずにすむような対処方法を知っておいた方が良いでしょう。

本章では、精神科看護師の辞めたい理由別の対処方法を紹介します。

2-1. プライベートでの気分転換方法を作る

患者さんのネガティブな言動で病んでしまうことが大きな理由であれば、プライベートでの気分転換を意識しましょう。

仕事での悩みやその時のネガティブな感情を、プライベートまで引きずってしまうことで、あなた自身が病んでしまう原因になります。

例えば、定期的に旅行に行ったり、スポーツをしたり、カラオケに行ったり、なんでも良いかと思います。

大事なことは、仕事を考えない時間をしっかりと作ることです。自分自身のストレスマネジメント方法を作ることができれば、患者さんのネガティブな言動に対しても、自分の心を守ることができるでしょう。

2-2. 患者さんからの暴言や暴力は対処方法を勉強する

患者さんからの暴言や暴力に対しては、対処方法を勉強することが大事です。

暴言・暴力の前駆症状では、患者さんのイライラ感や不安・不満の訴え、引きこもり行動、表情の変化などがみられ、看護師の申し送りで情報交換をして早期に対策することでリスクを減らしています。

詳しくは下記記事を参照して頂ければと思います。

参考記事:精神科で受ける患者からの暴力!5つの原因と12個の未然防止策を徹底解説

また、基本的に暴言や暴力は入院時の急性症状として認められることが多いため、急性期病棟勤務の場合は暴言・暴力に遭遇する確率も高いです。

そのため、今急性期病棟で勤務されている方は慢性期病棟や、閉鎖病棟で勤務をしているのであれば開放病棟へ、比較的症状が落ち着いている患者さんの多い病棟へ異動することも検討してみてください。

2-3. 職場の方針と合わない場合は違う精神科病院へ転職

精神科看護師は続けていたいけれど、職場の方針と合わない、自分の倫理観に合わないという問題であれば、違う精神科病院へ転職することをおすすめします。

あなたがその病院で出世をして、あなた自身の意見が反映される立場になれば、職場の方針をあなたの努力や力で変えていくことも可能かもしれません。しかし、可能性としては極めて低いかと思います。

あなたの看護倫理観と近しい精神科病院を探して転職することの方が圧倒的に早くて確実です。

また、転職先の病院の理念や方針に、あなた自身が共感を持っていて、その熱意が伝われば転職もきっと成功するでしょう。

2-4. 医療技術面の不安に対しては外部研修への参加

看護師としての医療スキルへの不安に思っている方は、外部研修を積極的に参加することをはじめてはどうでしょうか。

 経験しないとわからないこともありますが、勉強を進めることで不安な気持ちも楽になると思いますし、自信もつくはずです。

医療技術面が乏しいことから、精神科看護師以外での転職がしづらいという漠然とした不安をもたれている方は、まずは外部研修のような形で進めていき、キャリアプランを見直しながら、どの位のことができればいいのかを整理してみるのも大事です。


3. 精神科以外の転職活動前に行うべきこと

2章で辞めたい理由別の対処方法を紹介しましたが、それでも、やはり自分には精神科看護師としての適性がない、精神科看護師を辞めて精神科以外の転職を考えたいという場合はあるかと思います。

この章では、精神科看護師からの精神科以外の転職活動前に行うべきことを紹介していきます。

3-1. 辞める理由を明確にする

精神科看護師をなぜ辞めるのかを明確にすることが大事です。明確にすることで、自分の適性を再確認して、次に目指すべき転職先を絞ることができます。

例えば、医療処置のスキルをもっと身につけたい、などの理由があれば、転職先が急性期病院に絞られます。

辞める理由が不明確であれば、次の転職先でも同じような失敗をしてしまう恐れがあります。次で失敗しないためにも、自分の考えを整理しておくことが大事です。

3-2. 精神科看護師で得たスキル・経験をポジティブに捉える

精神科看護師として得たスキルや経験をポジティブに捉えることも大事です。

「精神科看護師にならなければよかった。。。」

そんなネガティブな思いだけでは、次の転職でもいい結果は生まないでしょう。何を得て次にどう活かせるのかをまずは整理しましょう。

例えば、精神科の患者さんとのコミュニケーションはとりわけ難しいため、精神科看護師として身につけたコミュニケーションスキルは精神科以外に転職してしても十分武器になります。

実際に得たスキルや経験を次の職場でどう活かしていけるかを整理しておくと、転職の面接の際にも、ポジティブな印象を持たれて採用される可能性が上がります。

3-3. 転職先は教育体制が整っているところを重視する

精神科看護師を辞めて転職する場合、教育体制が整っているかどうかは非常に大きなポイントとなります。

精神科看護師の場合は、医療処置をする機会がほとんどありません。そのため、精神科以外に転職する際は、最初のうちは勉強を頑張る必要があります。

教育や指導の体制が不足している病院に転職すれば、慣れない医療処置も経験年数からできて当たり前と見なされて、フォローが少ない状態で行わなければならないことが考えられます。

「新人でもないのに、こんなこともできないの?」

周りの理解が乏しいと転職後に辛い思いをしてしまいます。

教育や指導体制を重視している病院であれば、経験不足の看護師を受け入れる際も手厚く指導してもらえる可能性があります。

給与などの待遇面も大事ではありますが、特に、精神科看護師としての勤務が長い方で、今まで経験のない分野に進もうと考えている場合は、教育体制について重視していきましょう。


4. 精神科看護師からのおすすめ転職先

転職する際は、自分が何をやりたいのかを第一に転職活動することだと思います。

とはいえ、やりたいこと自体に悩んでいる方にとっては、参考までにおすすめの転職先は知っておきたいものかと思います。

精神科看護師にとっては、医療的技術面での経験不足が転職に際してのネックに感じてしまいます。(精神科でも内科混合のところや超急性期病棟であれば、別ですが。。。)

この章では、精神科看護師にとって、医療的技術面での経験不足がネックとなりにくいような、おすすめ転職先を紹介します。

4-1. 回復期リハビリ病院

回復期リハビリ病院に転院される患者さんの多くが、病状が落ち着いており、治療はリハビリのみとなっています。患者さんの疾患としては、整形外科疾患、脳血管疾患の方が中心で、ご高齢者の割合が高いです。

医療的処置は少ないため、経験不足による不安は少ないでしょう。

一方で、身体介助をする機会が多くあるため、体力面で不安を持っている方は検討が必要です。

4-2. 外来看護師

外来看護師の場合は、精神科看護師同様に医療的処置が少ないため、転職への精神的なハードルは高くないかと思います。

仕事内容は、医師の診察サポート、療養相談・指導、事務業務などが挙げられます。夜勤などはないので、精神科病棟で夜勤をされていた方であれば、夜勤分の収入は減ってしまうことは覚悟が必要です。

参考URL:病棟勤務と何が違う?外来看護師の仕事内容・悩みなど徹底紹介

4-3. 老健・特養

老健(介護老人保健施設)や特養(特別養護老人ホーム)もお勧めします。

こういった施設での入居者さんは、医療依存度が高くないご高齢の方が多いです。認知症や精神疾患を併発されている方も多いため、精神科での経験も十分活かせるのではないでしょうか。

参考URL
老健(介護老人保健施設)の看護師の仕事内容と給与・待遇の実態
特養(特別養護老人ホーム)の看護師の仕事内容と給与・待遇の実態

4-3. 訪問看護ステーション

訪問看護ステーションもおすすめ転職先の一つです。

精神の訪問を実施しているステーションであれば、そのままの知識を活かせると思いますが、精神看護師が合わなくて転職する場合は、精神の訪問を実施していないステーションを選ぶことをお勧めします。

訪問看護の対象者は、内科疾患から整形外科疾患、脳血管疾患、神経難病などなど、ほとんど全ての疾患の方を対象とし、急性期病院からの退院直後の方や、ターミナルケアの方など、その状態も様々ですが、訪問では、病院のような高度な医療処置は行うことはありません。

訪問は様々な看護師としての経験値がないとできないと思われている方が多いかと思いますがそんなことはありません。

最近では訪問看護を運営する事業所によっては、未経験者にも丁寧に教育をしてくれる職場があります。

訪問看護に興味のある方は下記記事をご参照ください。

参考記事: 実際働いた私が訪問看護の仕事内容を病院と比較しながら徹底解説!


5. まとめ

精神科看護師が辞めたいと思う理由やその対処方法などについて紹介してきました。

精神科看護師が辞めたいと思う理由は以下の4つです。

  • 患者さんのネガティブな言動で自分自身も病む
  • 患者さんからの暴言や暴力
  • 職場の方針と自分の考え方が合わない
  • 看護師としての医療技術が乏しくなりやすい

それぞれ対処法はありますが、それでも精神科看護師の適性が感じられないのであれば、精神科以外での転職を検討しましょう。

 

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