訪問看護に興味ある人必読!訪問看護が性格的に合わない人の6つの特徴

訪問看護に興味ある人必読!訪問看護が性格的に合わない人の6つの特徴訪問看護に興味ある人必読!訪問看護が性格的に合わない人の6つの特徴

訪問看護に興味ある人必読!訪問看護が性格的に合わない人の6つの特徴


訪問看護に転職しようと思っている方にとって、訪問看護が性格的に合っているかどうかって、気になる所ですよね。

でも、実際に合うか合わないかは現場で働いた経験を持っている人でしかわかりません。

そんなあなたのために、訪問看護に性格的に合わない人かどうかの判断材料となるような記事を書きました。

筆者は訪問看護ステーションで働いて4年目になりますが、実務を通して訪問看護に性格的に合わない人の特徴を6つ挙げました。以下に具体例を交えながら説明していきます。

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1 訪問看護が性格的に合わない人の6つの特徴

訪問看護が性格的に合わない人の特徴を6つ挙げてみました。
今現在、看護師として病院勤めをされている方は、ご自身の病院での看護ケアと照らし合わせてみてチェックしましょう。

□ 患者さんの話を聴くのが苦手

□ 患者さんに対して気配りができない

□ いつも誰かの指示がないと動けない

□ せっかちで患者さんのペースに合わせるのが苦手

□ 患者さんを必要以上に心配しすぎてしまう

□ 潔癖症  

一つでもあてはまる人は、以下の具体的な理由を確認して下さい。

1-1  患者さんの話が聴くのが苦手

人の話を聴くのが苦手な方は訪問看護には合いません。
病院勤務でも当然のことですが、患者さんの話を聴けることは重要です。しかし、現実には一人にかけられる時間は限られるため、患者さんの話をゆっくりと聴く時間がありません。

訪問看護の介入時間は、短くて30分、長くて1時間30分と1回の訪問で長い時間を利用者さんやそのご家族と過ごすことになるため、話を聴く時間は病院勤務より格段に増えます。
訪問看護では以下の2つの理由で病院以上に聴く力が必要になります。

1-1-1 訪問看護の利用者さんは話を聞いて欲しい方が多い

訪問看護の利用者さんは、屋外へ一人では出られずに社会との繋がりが限られる方が多く、そのような方は1日のうちにほとんど誰とも話す機会がありません。様々な不安や心配を抱えていても聞いてもらえる方はいません。
そのため、週に1,2回、訪問看護で来る看護師と会って色々な話を聞いてもらったりすることを楽しみにしている方は多いです。

それは利用者さんの介護をしているご家族も同様です。ご家族によっては、誰にも介護のストレスや不安を相談できず、訪問看護で来る看護師が1番の相談役になるケースも少なくありません。
話を聴くのが苦手な方は、利用者さんやご家族との信頼関係を結ぶことが難しくなります。

1-1-2 利用者さんから情報をいかに聞き出せるかが大事

訪問看護では利用者さんから情報をいかに聞き出せるかが大事になります。

訪問看護の現場では、利用者さんに関する情報が病院と比較して少ないことが多いです。病院の場合、患者さんに起こった出来事は24時間看護体制がひかれるため、常に把握することが可能ですが、訪問看護では、定期訪問している時に限られます。

訪問看護は1回あたりの訪問時間は、最低30分ですが、その時間で訪問していない時の出来事をケアしながら把握する必要があるため、上手く聞き出せる力が必要になります。

例えば、利用者さんによっては転倒や失禁などの失敗したこと自体を隠してしまう人もいます。

利用者さんが安心して何でも話をしてもらえるような信頼関係を作る必要があり、聴く力が非常に大事になります。

1-2  患者さんに対して気配りができない

訪問看護では病院勤務時よりも利用者さんやご家族に対しての気配りが求められます。

病院勤務では流れ作業のように行っていたことも、利用者さんによっては提供している看護ケアが乱暴に感じてしまい、訪問看護の現場ではクレームをもらうこともあります。
人によっては、事細かくケアの順番やケア方法が長年決まっており、ただ単に教科書的なケアを行えば良いという訳でありません。

日頃から患者さんに対して気配りができていない方は、利用者さんやご家族との信頼関係を結ぶことが難しくなります。

1-3 いつも誰かの指示がないと動けない

いつも誰かの指示がないと動けない方は訪問看護には合いません。

訪問看護では、基本的に1人で利用者さんのご自宅に行くため、利用者さんのことで何か起こった場合、自ら判断して行動を取る必要があります。

医学的な面や生活面など、利用者さんの状態を定期的に把握できる人が、訪問している看護師である場合が多く、指示待ち姿勢では問題を見落としてしまうため、受け身姿勢な人は合わないでしょう。

1-4     せっかちで患者さんのペースに合わせるのが苦手

相手のペースに合わせるのが苦手な方は訪問看護には合いません。

訪問看護の利用者さんは、ご高齢の方が中心になりますので、話すことや一つ一つの動作がゆっくりであったり、それぞれタイミングが異なります。せっかちな方にとっては、ケアが進まずにイライラしてしまうことも多々あるでしょう。

病院勤務では、多数の患者さんのケアを限られた時間の中で行うため、患者さんやそのご家族も看護師は忙しいと認識している方が多く、患者さんのペースよりも看護側のペースでケアが行われる傾向にあります。

病院は、医療者側の環境になりますが、訪問看護では、利用者さん側の環境でケアを行います。看護師のペースではなく、利用者さんのペースが最優先になります。

1-5 患者さんを必要以上に心配しすぎてしまう

訪問看護では、1人でケアを行うため、他者からのフィードバックを得る機会が病院勤務時と比較して少なくなります。
そのため、本当に自分の行ったケアや判断が間違いないのか、心配になることは多々あります。

病院勤務では、申し送りをして患者さんをすぐに引き継いで責任をバトンタッチすることができますが、訪問看護では殆どのケースで誰にも引き継ぐことはできません。
実際、訪問看護の対象者となる方は、転倒リスクが高い、服薬管理ができない、低栄養状態など、問題を上げれば切がないことは多いです。ぎりぎりの生活をされている独居の高齢者や老々介護の世帯の場合は、心配の種は尽きません。

心配し過ぎてしまう方は、休日も気が休まらないでしょう。

1-6 潔癖症

程度の問題はありますが潔癖症の方は訪問看護は合いません。

利用者さんは基本的に介護支援を必要とされている方ですので、ご家族の支援やヘルパー利用がない限り、掃除が行き届いていない場合が多く、家によっては何十年と不衛生な状態のままです。

私の経験の中では、1年以上お風呂に入っておらず、虫が湧くほどの室内環境で生活されていた利用者さんもいました。こういったケースは極稀ですが、訪問看護で働いていれば必ず似たような経験をすると思って頂いて差し支えないです。

病院勤務の時では想像も付かないような現場でサービスやケアを実施することを覚悟する必要があります。


2 合わないにチェックが着いても訪問看護を諦めるべきではない

訪問看護に性格的に合わない人の6つの特徴にチェックが入った方は、訪問看護をやらない方が良い訳ではありません。
チェックが入った方でも、訪問看護に興味があり、チャレンジしたい人はぜひ前向きに検討した方が良いでしょう。
私の職場の職員も、実際に働き出してから訪問看護のやりがいや楽しさを見出して行かれる方も多くいます。

ご自身の性格や特性というものは、環境や経験、また努力により変わっていくものもあります。
以下に具体例を挙げて説明していきます。

2-1 人の話を聴くことや気配りはスキルとして身につけられる

人の話を聴くことや気配りは努力して身につけられるので、スキルと考えた方が良いです。
人の話を聴くスキルとしては例えば以下のようなものが挙げられます。

・相槌を打つ

・相手の目を見る

・ミラーリング *相手の同調した動きをすること

・ペーシング  *相手の話し方のリズムや声の大きさ、早さやなどにペースを合わせること

気配りも同様に相手のことを良く観察して、相手が何を考えているかを想像することが大事です。

2-2 指示待ち傾向の方は自ら率先して先輩に聞く姿勢を持とう

指示待ち傾向の方は、まずは訪問看護の先輩からのOJTや研修を通して、すべきことを明確にしてもらった上で、率先して実践していく姿勢が大事です。そのような経験の積み重ねから、自ずとすべきことを明確にできる力は身につき、自発性や主体性が生まれてきます。

2-3   心配性は経験値と共に解消できる

心配性は訪問看護の経験値と共に解消できます。

確かに長い間病院勤務されていた方からすると、訪問看護の現場は、本当にこれで大丈夫なのかと最初のうちは心配になることは多いです。しかし、それは病院勤務時の常識がそうさせているだけであって、訪問看護での経験値の少なさから生まれてきているものです。

私の経験でも、病院勤務当時だったら在宅生活が無理だと思うようなケースも、色々な経験を通して、今だったら在宅生活もなんとかやっていけそうだと思えるケースは少なくありません。

働き始めは心配が尽きないと思いますが、経験値と共に解消されるでしょう。

2-4   ペースに合わせるのが苦手な方は時間調整をして心にゆとりを持とう

利用者さんのペースに合わせることが苦手な方は、自分がやるべきケアを速く行いたいという傾向があります。

訪問看護ではケアの速さはあまり求められておらず、病院と違い一人に最低30分は時間をかけることができます。 時間が足りないようであれば、利用者さんやご家族、ケアマネージャーと相談して調整することも可能です。
そのことを認識して、心にゆとりを持つ努力ができれば自ずと解消できます。

2-5 不衛生な環境へ訪問は物品で対策

不衛生な環境へ訪問する際には色々と対策方法があります。

例えば、消臭スプレーや携帯できるスリッパ、マスク、ゴム手袋、プラスチックエプロンなどの使用が考えられます。私も常に、携帯用のスリッパをバックに入れて訪問しています。事業所によっては、従業員の訪問環境を考えて、そのような物品を用意してもらえる所もあります。

上記のような物品を使う場合、注意すべきことがあります。
例えば、あなたの家に来た友人が、携帯スリッパを使い出した場合どうでしょうか?あなたは汚いと思っていなかったので、酷く不快に感じるでしょう。
利用者さんによっては、気にしない人や、そもそも自覚しているので仕方ないと思っている方もいるので、一概には言えませんが、相手のことを配慮して使用を判断する必要はあります。

潔癖症などについては、実際の現場を体験しないとご自身の許容範囲がわからない部分がありますので、判断が難しい場合は、訪問看護を提供している事業所に問い合わせて、一度体験同行をすることをお勧めします。


3 訪問看護に性格的に合わない人は病院勤務の方がよい

第2章でご自身の性格や特性が努力次第で変わっていくことを説明しましたが、ここまで記事を読んでみて、やはり性格的に難しいと思われる方は、病院勤務をお勧めします。

訪問看護では、上述したように利用者さん側の環境でケアを行うことや接する時間が長いという観点から、ケアや治療以外のことへの配慮が大切になってきます。

そのような訪問看護と対極にあるのが、病院での勤務です。
病院勤務の場合でも、ケアや治療以外のことへの配慮は大切ですが、一番の目的は病気を治すことです。 
病気に興味がある人や決められたことを黙々とやりたい、患者さんとは浅い関係のままの方が気が楽と考える人は、治療がメインである病院勤務の方をお勧めします。


4 まとめ

訪問看護に性格的に合わない人の6つの特徴を説明しました。

訪問看護では、利用者さんと接する時間が長いことや利用者さん宅でケアを一人で行うということなどの特性が、性格的に合う合わないに影響しています。

訪問看護に性格的に合わない人は、治療がメインの病院での勤務をお勧めしますが、性格や特性というものは、環境や経験、努力により変わっていくため、訪問看護にチャレンジしたい人は前向きに検討しても良いでしょう。

訪問看護をやってみたい。やりたい看護がある。そう思う人こそリカバリーに来てほしい。

「自分の大切な人を看るように、利用者様やご家族と関わる」

訪問看護ステーション リカバリーは、創業からこの思いを持ち、
利用者様やご家族にとって「もうひとりの温かい家族」のような存在として、
在宅での療養生活をお手伝いさせていただいています。

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