ブランクがある看護師の不安と復職するための準備、おすすめ復職先5選!

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ブランクがある看護師の不安と復職するための準備、おすすめ復職先5選!

「病気の療養などで看護師の仕事を休職していたが、そろそろ復職を考えている」「育児や介護が落ち着いたため、看護の現場に戻りたい」など、看護師として復帰して働きたいと考えている人もいるでしょう。

しかし、ブランクがあるために「看護師として再就職できるか」「復帰できたとして、仕事についていくことができるか」など、復職に関する悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

看護師の場合、ブランクがあっても安心して復職するための準備ができる施設や研修がいくつか存在します。当記事では、ブランクがある看護師が抱えやすい不安や悩みをふまえた上で、復職準備が可能な施設やセミナー・研修について解説します。

ブランクありでも復職しやすい就職先も併せて確認し、自信をもって看護師の仕事に復帰できるよう準備を進めましょう。

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1. ブランクがある看護師に多い2つの不安・悩み

ブランクがある看護師が不安や悩みを可能な限り解消して復職するためには、看護師の仕事に復帰するにあたって心配なこと・不安なことを整理し、一つひとつ解決していくことが大切です。ブランクがある看護師が抱える不安の内容は人によってさまざまですが、主に次のような内容で悩んでいる人がほとんどです。

■ ブランクがある看護師に多い2つの不安・悩み

・看護師としての業務内容についていけるか

・家族や復職先が仕事の状況や家庭状況を理解してくれるか

ここでは、上記の2つの不安についてそれぞれ解説します。ブランクがある看護師が復職に対して抱えやすい悩みを確認し、自身の状況についても整理していきましょう。

1-1. ブランクがあり看護師としての業務内容についていけるか

ブランクがある看護師が、復職を考えながらも二の足を踏んでしまう看護師としての不安は主に以下の2つがあります。

  • 専門性が高い仕事で、医療業界の進歩
  • 看護師としての技術力が低下していないか

医療業界や看護業界は専門性が高い業界である上に、日々進化を続けている世界でもあります。そのため、規模の大きな病院や最先端技術を扱う医療機関に勤務する看護師は、常に最先端の知識や技術を学び、身につけていかなければ看護師としての業務についていけない場合も少なくありません。看護の現場を離れて数年のブランクがある看護師の場合、最新の医療に関する知識・技術についていけるかどうか、不安に感じることもあるでしょう。

また、大規模な病院や最先端技術を扱う病院以外の医療機関においても、「紙のカルテから電子カルテへの変更」「数年前には標準的であった処置・考え方が古いものになっている」などの変化があります。ブランク期間の長さによっては、新しい体制に早く慣れるために相当の努力が必要になることも考えられます。

「看護師としての業務についていけるか」といった不安は、医療業界・看護師業界の進歩や、体制・考え方の変化のみに起因するわけではありません。ブランクがある看護師の多くは、看護の現場を離れている間に看護師としての技術力が低下しているのではと不安に感じています。

安を解消するためには、復職前に自身の看護スキルを確認したり、現在の看護現場に即した研修を受けたりするなど、自分がもつ看護に関する知識・スキルが現在の現場で通用するかチェックする必要があるでしょう。

1-2. 復職時に家族や復職先が状況の理解を得ているのか

家族や復職先が仕事の状況や家庭状況を理解してくれるかどうかについて主に3つの不安があります。

  • 家事や子育てとの両立
  • 復職者への教育制度はあるか?
  • 長時間労働ではないか?

ブランクがある看護師が復職する際には、復職する看護師本人はもちろん、家族のライフスタイルも多かれ少なかれ変化することとなります。

例えば、小さな子どもを育てる看護師の場合、「保育園に入園できるか」「保育時間内にお迎えが間に合うか」「子どもの体調不良で休まなければならないときはどうするか」など、仕事と子育てをどのようにして両立するか悩むことも多いでしょう。

仕事と子育てを上手に両立するためには、配偶者や子どもの祖父母・親戚などの理解を得て、家事や育児に協力してもらうことが重要です。しかし、家族による仕事への理解が不十分である場合、育児や家事の負担はそのままで、さらに復職したばかりの仕事という負担が加わることにもなりかねません。復職前の不安を払拭するためにも、復職後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、復職前に復職後のシミュレーションを十分に行い、家事や育児の分担について家族と十分に話し合う時間をつくるようにしましょう。

小さな子どもを育てていたり、介護を必要とする人を家庭でケアしていたりする場合には、長時間労働が難しい場合もあります。このような家庭状況を職場が理解してくれるかどうかも、ブランクがある看護師が悩みやすいポイントの1つと言えるでしょう。

また、ブランクがある看護師本人の状況を復職先が十分に理解してくれるかどうかも、復職の際に看護師が抱えやすい不安の1つとして挙げられます。復職先を探す際には、「ブランクがある看護師も歓迎してもらえる職場環境か」「復職者への教育制度・研修制度があるか」ポイントに注目するとよいでしょう。


2. 看護師はブランクがあっても復職できる環境がある

看護師は専門性の高い職業である上に、看護業界は慢性的な人材不足となっていることから、ブランクがある看護師も比較的容易に復職先を見つけることができるでしょう。復職にあたって自身のブランクが気になる人は、復職前にブランクのある看護師向けのセミナーや研修、就職支援を受けることをおすすめします。

ここでは、ブランクがある看護師が受けられる復職に向けてのセミナーや研修、復職支援などについて紹介します。それぞれの特徴を把握し、自身に合った支援を受けて不安をなるべく取り除いた上での復職を目指しましょう。

2-1. まずは無料で利用できるナースセンター

看護師として復職するにあたり、今後のキャリアプランも含めて不安を解消しておきたい人は「ナースセンター」の利用がおすすめです。ナースセンターとは各都道府県に1つずつある機関であり、次のようなサービスを無料で受けることができます。

■ ナースセンターの代表的なサービス内容

(1)復職に関する相談・復職先の紹介

ナースセンターには就職について相談できるアドバイザーが在籍しており、復職に関する相談や今後のキャリアプランに関する相談にのってもらうことができます。相談内容に合った復職先も無料で紹介してくれるため、安心して復職に向けての活動ができるでしょう。

(2)復職支援を目的とする研修

ナースセンターは復職を考えている看護師に対し、看護における新しい知見や知識・技術を教える復職支援研修も行っています。演習や実習で実際に手を動かしながら新しいことを学べるため、着実に身につけることができるでしょう。

(3)ハローワークとの連携

各都道府県のナースセンターは、それぞれの地域にあるハローワークと連携しており、ナースセンターのアドバイザーが定期的に地域のハローワークに巡回しています。ナースセンターが自宅から遠く、相談に行くことが難しい場合には、巡回相談がハローワークで開催されている日にハローワークへ行ってみましょう。

ナースセンターは、ほかにもナースセンターを利用するさまざまな立場の看護師と交流できたり、インターネットでの求人検索ができたりと、看護師の復職をサポートする試みを多数用意しています。各都道府県によってサービス内容に違いがあるものの、復職の心強い味方となることは間違いないでしょう。

2-2. 不安を確認するWebセミナーを受講

大学病院や比較的規模の大きな総合病院、医療や看護に関わる民間企業の中には、看護師として復職することを考えている人に向けて、技術面やメンタル面でのサポートをするためのセミナーを開催しているところもあります。

このような研修では、復職に向けてのカウンセリングや相談、知識や技術を補うためのセミナー・実習などが行われます。採血やカテーテル処置、一次救命処置などの処置も学び直せるため、基礎的な看護業務に不安を感じている人にもおすすめです。

また、復職に向けてのセミナーや研修への参加は、同じように復職を目指している人と交流する絶好の機会でもあります。復職にあたっての不安や悩みを相談し、解決策を共有することもできるでしょう。

コロナ禍以降、Webでのセミナーも増えてきました。不安が多いとセミナーへ運ぶ足が重く感じますが、Webセミナーは参加のハードルを下げてくれますので、おすすめです。

2-3. 復職意向が固まってきたら通信制講座

復職先が概ね決まっている人や、今後のキャリアプランの方向性が定まっている人で、研修やセミナーに参加したいものの、参加する時間がない人は、復職までの間に通信制講座などを利用して最新の知識や技術について学んでおくとよいでしょう。

看護師の復職支援を目的とした通信制講座では、教材やセミナー動画を活用して自分のペースで学ぶことができます。自宅で十分勉強することができるため、育児や介護などでなかなか時間をとれない人にもおすすめです。


3. ブランクがあっても復職におすすめの職場6選!

看護の現場に復職する際には、ブランクがあっても看護業務に比較的ついていきやすい職場や、家庭の状況・ブランクがあるという事情を理解してくれる職場を選ぶことが大切です。ブランクがある看護師の復職におすすめの就職先としては、次のような施設が挙げられます。

■ ブランクがある看護師におすすめの復職先

・診療所(クリニック・医院)

・健診センター

・介護施設(デイサービス)

・慢性期病棟

・「ブランクOK」「ブランク大歓迎」の職場

ここでは、上記の5つの施設についての概要や、ブランクのある看護師の復職先としておすすめできる理由について紹介します。それぞれの施設の特徴をふまえた上で、自分の働き方や家庭の状況などに合った復職先を考えてみましょう。

3-1. 最先端技術の不安が大きいなら診療所(クリニック・医院)

クリニックや医院などの診療所は、総合病院や大学病院などと異なり規模が小さく、看護師の業務も比較的小規模であるケースがほとんどです。最先端技術を扱うことも少ないため、看護師としての基礎的な知識・技術があれば、十分に対応できると考えられます。特に、過去に勤務した経験がある診療所や診療科の場合は、自身の経験を活かしやすいでしょう。

また、診療所は入院施設がないケースが多いため、夜勤やオンコールがないことも大きなポイントです。時間外労働も比較的少なく、休日となる曜日が固定されている施設も多いので、仕事と家庭との両立も実現しやすいでしょう。

3-2. 家族第一!単純作業が多い健診センター

健診センターに勤務する看護師の主な業務は、健診や人間ドックを受けに来た健康な人に対し、採血や各種の検査を行うことです。健康な人を対象とした検査であるため、決まった手順を繰り返し行う業務が多く、看護師としての基礎的な知識・技術が身についていれば、十分に対応することができます。

また、大学病院や総合病院では、夜勤中に患者さんの容態が急変したり、救急への対応をしたりと患者さんの生死に直面するケースも珍しくありませんが、健診センターではこのようなケースはほとんどありません。残業もほとんどなく、決まった曜日が休日となっている施設も多いため、精神的にも身体的にも大きな負担がなく安定して働けるでしょう。

3-3. ブランクがあっても挑戦できる訪問看護

病院と比べて処置は少なく限られていて、日勤が多く、特に1人の方に丁寧に接したい方、せっかくなので新たな分野に挑戦したい人におすすめです。

訪問看護はオンコールの対応をすることがありますので、月に何回までなら家族の協力のもと可能かを家族会議を通して整理し、その回数以下で働ける訪問看護ステーションを探しましょう。

3-4. ブランク中に向上したコミュニケーションスキルが活きる介護施設(デイサービス)

デイサービスは治療よりも生活支援が主であり、介護士やご利用者様とコミュニケーションを取る機会が多いです。病院から離れ違う環境にいたことで、コミュニケーションスキルの幅が広がったからこそ、デイサービスがおすすめです。

デイサービスとは介護施設の一種であり、基本的には自宅で日常生活を送っているものの、一定の介護を必要とする人が、日中に通所してリハビリや食事介助、入浴介助などの介護サービスを受けるための施設を指します。デイサービスにおける看護師の主な業務は、バイタルサインの記録や褥瘡などの外傷の措置、湿布薬の貼付や軟膏薬の塗布といったケアとなりますが、場合によっては食事介助など介護士の業務の一部を手伝うこともあります。

デイサービスに通う利用者は介護度がそれほど重くないため、専門性の高い看護業務を行うことが比較的少なく、ブランクがあっても仕事をしやすい環境であると言えるでしょう。デイサービスを提供する介護施設は地域に多数存在するため、自宅の近くなど通勤に便利な職場を選びやすいことも魅力的です。

3-5. 病院に復帰したいなら慢性期病棟

入院病床がある医療機関への復職を検討している人には、慢性期病棟での勤務もおすすめです。急性期病棟では、患者さんの容態の急変や救命措置などに迅速に対応する必要があるため、看護師としての対応・判断に正確性やスピード感が求められます。日々学ぶことが多く、心身の負担も大きいため、復職直後の看護師が業務についていくためには、相当な努力が必要となるでしょう。

一方、慢性期病棟や療養施設では、急性期病棟と比べてスピード感がゆっくりである傾向があるため、比較的余裕をもって看護業務を進めることが可能です。離職前の感覚を着実に取り戻しながら、新しい知識や技術を身につけていくこともできるでしょう。

また、周囲のスタッフも急性期病棟と比べて激務ではないため、復職直後のサポートや指導を手厚く行ってくれることも少なくありません。施設によって状況が異なるため、入職を検討する際には看護師の勤務体制や人数、復職後のサポート体制について事前に確認しておきましょう。

3-6. 求人情報で「ブランクOK」「ブランク大歓迎」の職場

看護師求人の中には、「ブランクOK」「ブランク大歓迎」といった記載のある求人も多く存在します。このような求人を出す施設は、ブランクがある看護師をフォローするための体制が整っていたり、今までにブランクがある看護師を雇用した実績があったりする場合も多いため、ブランクがある看護師もスムーズな復職をしやすいでしょう。

ただし、求人情報に「ブランク可」などの記載がない施設が、ブランクのある看護師をまったく受け入れてくれないわけではありません。ブランクに関する記載がなくても、ブランクがある看護師を雇用してくれる施設もあるため、魅力的な求人を見つけた際には、一度施設に問い合わせてみることをおすすめします。


4. 看護師はブランクがあっても復職できる!

看護師は専門性の高い知識・技術をもつ職業であるため、基本的にはブランクがあっても復職先を見つけやすい職業と言えます。

ブランクがあることで看護師としての知識や技術に不安がある人は、ナースセンターや地域の医療機関などが実施する研修やセミナー、復職支援を活用しましょう。研修などに参加する時間がない場合には、通信制講座での勉強もおすすめです。

看護師として復職する際には、家族や職場の理解を得ることも重要となります。家族に家事や育児の分担について協力を求めつつ、育児や介護など家庭の状況を考慮してくれる復職先を検討するとよいでしょう。

今後のキャリアプランにもよりますが、復職直後は看護師としての感覚を取り戻すことを重視したい人や、仕事と家庭との両立を実現したい人は、診療所や健診センター、デイサービスなど、基礎的な看護業務が重視され、比較的ゆったりと働ける職場がおすすめです。

さまざまな復職支援を活用しながら、自身のライフスタイルに合った復職プランを立て、不安をなるべく解消した上での復職を目指しましょう。

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