美容ナースの2つの働き方の違いと、転職する前に知るべき4つのこと

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美容ナースの2つの働き方の違いと、転職する前に知るべき4つのこと

美容やメイクなどに興味のある看護師は、美容ナースに興味がありませんか?学校でも教わることがなく病院で接することは少なくイメージがしにくいかと思います。

実は美容ナースと言っても大まかに分けると「美容皮膚科」「美容外科」の2つに大別されます。「美容皮膚科」は美白や脱毛、アンチエイジングを主とし、注射やレーザー機器を使用するのが一般的です。「美容外科」は、二重の整形や鼻を高くする降鼻術や脂肪吸引など外科的手術を主としています。

美容ナースは美人や肌が綺麗でないと働けないと思っている看護師が多くいますが、実際は違います。普段から「美容に興味がありメイクなどへの意識が高い」方や「患者さんの変化を楽しめ、提案や相談にのるのが好き!」な看護師が多く活躍しています。また日勤帯で夜勤が無くても同じくらい稼ぎたいという看護師も多く在籍しています。

しかし転職する前に知っていたほうがよく、注意すべき点は以下になります。

・病院での看護師に戻りにくい

・管理職を目指しにくい

・営業スキルが求められる

・クレームが病院以上にダイレクトにくる

そのため、美容ナースに興味がある方は、自身がイメージするものと異なり、次のキャリアを目指す場合に困る方が多くいるので、是非この記事で先まで十分見据えて検討することを強くお勧めします。

採用情報

1 美容ナースとは?

美容ナースと言っても、美容外科や、美容クリニック、美容整形や美容皮膚科と呼び方も様々あります。分類すると「美容皮膚科」と「美容整形外科」の二つに大別されます。目的はどれも「美」を追及しています。美容皮膚科は美白や脱毛、アンチエイジングを主とし、注射やレーザー機器を使用するのが一般的です。美容外科は、二重の整形や鼻を高くする降鼻術や脂肪吸引など外科的手術を主としています。

1-1 美容皮膚科は肌にフォーカス

美容皮膚科は「肌」を美しくすることにフォーカスが当てられています。そのため外用薬や内服薬、あるいはサプリメント処方もすれば、注射やレーザー治療など、最先のテクノロジーを反映した技術や機器で肌を美しくするためのサポートをします。

肌にメスを入れるのではなく、美肌や脱毛、アンチエイジングなどの表面的な施術がメインになっています。シワやシミの除去や、肌のたるみの改善などの、肌に関するもろもろのコンプレックスや悩みの解消することを目的としています。

看護師の主な仕事はボトックスなどの注射のスキルや、レーザー脱毛などの機器の知識が求められます。病院ほど多くの器械を取り扱うことがないので、美容皮膚科で働く場合は注射スキルが求められることが多いです。美容皮膚科は回数を重ねることが多いため、接客スキルが美容外科よりも多く求められる特徴もあります。

1-2 美容整形外科は容姿を整えることにフォーカス

美容整形外科は容姿そのものを美しく整える美容整形手術がメインになります。二重瞼を作る眼瞼手術、鼻梁を高くする降鼻術や脂肪吸引など、徒手的に大きく変容できるようにサポートをします。

プチ整形のようにコラーゲンやヒアルロン注射の注入を行ったりもしますが、タトゥーを消すためのレーザー治療やバストアップの手術を行うなどが多くなります。そのため看護師の主な仕事は手術介助がメインとなり、手術の準備から片付け、術後の管理などが求められます。手術も短時間から長時間に及ぶものもあるため、時間管理や、不測の事態にも瞬時に対応するスキルが必要です。介助は看護師1名で行うため、医師との連携も必要不可欠になります。

1-3 共通する仕事内容は「カウンセリング」と「診療の補助」

美容皮膚科、美容整形外科に共通して実施する仕事内容は「カウンセリング」と「診療の補助」になります。

「カウンセリング」は患者さんがどういった施術を求めているのか確認し、それに対して実際かかる費用や時間などを説明する重要な役割をもちます。患者さんの要望をイメージできる提案や不安を払しょくすることが大事になります。

「診療の補助」は病院と同様ですが、カウンセリングを元に医師が説明するため、その後のフォロー的な役割が強くあります。特に美容外科は少しの齟齬が訴訟などのトラブルを引き起こすため、患者さんが疑問に感じていたら確認し、必要があれば医師との橋渡しも重要になります。


2  美容ナースに向いている人3選

美容ナースは美人や肌が綺麗などではなく、向いていると言える3つの要素が重要です。

・美容に興味がありメイクなどへの意識が高い

・日勤帯中心で働きたい

・患者さんの変化を楽しめ、提案や相談にのるのが好き!

美容外科も医療面が強く日勤がメインですが大変な仕事ですし、適正も大事になります。特に現在行っている仕事や仕事のスタイルでも適性が大きくわかりますので、確認してみて下さい!

2-1 やっぱり好きなことが一番!美容に興味がありメイクなどへの意識が高い

美容ナースに向いているのは、やはり美容に興味がある人が一番です。求人でもよく見かけるフレーズですが、実際もかなり重要になります。これは美人かどうかよりも、美容のための努力ができる人かどうかになります。化粧で例えると、社会人だから仕方なく化粧するのではなく、化粧が楽しいと考え、美しくなることに積極的な人が向いています。患者さんは「綺麗になりたい」「コンプレックスを解消したい」という向上心のある方がほとんどです。しかし、担当看護師が美人だけどノーメイクであったり、美しくなければお互いにとってもよくありません。また自身でも経験していることが患者さんのためにもなりますので、興味があることは最も重要な要素と言えます。美容ナースに就職する多くの方は、自身でも元々通っていたりし、これを広めたいや、通ったことで自信になったので、同じような方を増やしたいという看護師が多く働いています。

2-2 日勤帯中心で働きたい

美容ナースは日勤帯がメインにはなるものの、土日は患者さんが多くなるため休みにくくなります。看護師としての技術だけではなく接客や、施術スキルも求められるため、簡単な仕事ではありません。そのため、自身が日勤帯中心で働けているから頑張ろうと意思がないと続きません。美容ナースが簡単そう、昼間働けて楽そうと思っている方は大きな間違いです。ただ大変な分お休みをしっかり取れるのも、美容ナースの特徴ですので、メリハリを付けたいという方にも向いている職場になります。

2-3 患者さんの変化を楽しめ、提案や相談にのるのが好き!

美容外科では最新の美容情報や技術を知ることができるだけでなく、実際に試すことも可能です。自分が綺麗になるのはもちろん、施術に不安を感じる患者さんに対して、自身の体験談を交えて説明すると説得力がアップします。新しいことを怖がらずに取り入れられる好奇心があるとプラスに働きます。患者さんとのコミュニケーションの場も多くなり、施術中はマンツーで話すこともあるため、話すことが大好き、美しく変化する患者さんを仕事として喜びに感じる方は非常に美容ナースが向いていると言えます。例えばストマ増設での悩みや、手術によって身体的な変化をした患者さんにも様々な提案や、看護師としてアドバイスをするのが好きな方は最も向いていると言えます。多くの人が触れにくいことや、気になることにも看護できる方が多く活躍もしています。


3 美容ナースに転職する前に知るべき4選

美容ナースに就職する前に必ず知っておくべきことがあります。

・病院での看護師に戻りにくい

・管理職を目指しにくい

・営業スキルが求められる

・クレームが病院以上にダイレクトにくる

これらは就職する前に必ず理解して転職をすることを薦めます。ここを理解した上で美容ナースへの転職をしないと、その後のキャリアにも影響しますので、必ず読んでおくようにしましょう。

3⁻1 病院での看護師に戻りにくい

美容ナースに転職した方の多くは、病院には戻らないです。それは日勤帯の身体に慣れてしまうため、夜勤の生活が考えられなくなるためです。また病気をケアすることから遠ざかってしまうため、改めて患者さんのケアに戻るのに躊躇う看護師が多くいます。一度美容ナースに転職するとその道を極めるか、クリニックを転々とする看護師が多いのが実情です。夜勤をまたやりたい、病院で患者さんとまた関わりたいと強く思っている方は美容ナースを考える前に、病院の形成外科や皮膚科の病棟を経験するのがオススメになります。

3⁻2 管理職を目指しにくい

美容ナースは医師を中心に運営しているクリニックが多いので、そもそも看護師の管理職の枠が少ない職場になります。人をマネジメントしたいとなると、規模の大きいクリニックを選ばないといけないですが、そこは狭き門になっているため、病院以上に管理職を目指せない環境があります。管理職を目指したいとキャリアアップに掲げている看護師は現職に留まるか、美容ナースではなく、管理職採用を行っている職場への転職が良いです。

3₋3 営業スキルを求められることが多い

美容ナースにはどうしても売上目標が課せられることが多くあります。ノルマではないですが〇万円の売上でインセンティブが発生などは少なからず発生します。そのため、営業スキルが大なり小なり求められます。患者さんのためにとなっていても、そこは営利企業であるため避けては通れない道になります。最新の知識が求められるのは勿論ですが、売るためのスキルや特徴の把握も重要な役割になります。営業をどうしてもしたくない、商品を薦めたくないと感じる看護師は、美容ナースはお勧めできません。

3-4 クレームが病院以上にダイレクトにくる

美容クリニックは「美しくなりたい」と高い自由診療代を払って通われている患者さんが多くいます。そのため結果にこだわると共に、ミスが許されない職場にもなります。施術のイメージと異なったり、説明した内容が異なることはクレームに直結します。病院の仕組みでも異なりますが、施術しているその場で看護師にダイレクトに発せられる場面も少なくないので、心構えはしっかりしておかないといけません。


4 まとめ

美容ナースは分類すると「美容皮膚科」と「美容整形外科」の二つに大別され、「美」を追及しています。美容皮膚科は美白や脱毛、アンチエイジングを主とし、注射やレーザー機器を使用するのが一般的です。美容外科は、二重の整形や鼻を高くする降鼻術や脂肪吸引など外科的手術を主としています。

・美容に興味がありメイクなどへの意識が高い

・日勤帯中心で働きたい

・患者さんの変化を楽しめ、提案や相談にのるのが好き!

上記が向いている看護師の特徴であり、当てはまる方にはおすすめの職場にはなります。一方転職前には4つの注意点があるので、そこを踏まえて美容ナースへの転職の検討を強く薦めます。

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